ふと母親の顔を思い出した。
なにか新鮮な感じがする。 日常で母親の顔を思い出すなんてことがほとんどなかったのか。 いや、母親の顔をじっくりと観察することが初めてなのだ。 いままで一番身近な存在であった母親の顔を感想を交えて見たことはなかった。 ただ漠然と見ていただけであった。 一番身近であるが故かもしれない。 昔の母の顔が思い浮かぶ。今と昔。 髪は白髪交じりになり肌の張りがなくなっている。 20年。 短いようで長い年月。 確実に人は死へと歩いている。 今この瞬間がどんなに楽しく充実しているものであろうとも、死は必ず訪れる。 自らの死のみではない。 親しい者へも死は訪れる。 いつかは迎える親の死。 そのときの私はどのようにそれを受け止めるのであろうか。
by vergaenglichkeit
| 2004-10-20 00:36
| 雑文
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